送風機や空調機の省エネVベルトへの変更について

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こんにちは かみこじです。

空調メンテナンス歴32年の私が省エネベルトへの変更について解説します。

空調メンテナンス初心者さんへ参考にしていただければと思います。

お客さんから『省エネベルトに変更したいのですがなにがいいの?』

の質問に答えられるようになります。

それでは行きましょう。

省エネベルトの特徴

1,省エネ(節電)効果が期待できる。

2,設備の改造が不要

3,長寿命

4,コンパクト化が可能

詳しく解説していきます。

スタンダードやレッドラベルに比べて省エネレッドのメリットは(バンド-化学株式会社パンフレットより)

1、省エネ(節電)効果が期待できる

 損失トルクが大変小さいため、電動効率が改善され、節電効果を発揮します

2、設備の改造が不要

 従来のVプーリーを変更することなく、そのままご使用できます。

3、長寿命

 ベルト構造上、内部の発熱が少なく長寿命です。

 (※バンドーベルト、スタンダードとの比較)

4、コンパクト化が可能

 レッドと同様の電動能力があるため、標準Vベルト(スタンダード)に比べ

 約30%本数を少なくすることができます。

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用途

用途は送風機の空調機器や一般産業用機器全般。

ベルトの選定はメーカーに相談することをおすすめします。

選定メーカー→https://products.bandogrp.com/support/

省エネベルト変更へのデメリット

1、音がうるさくなる

 ベルトの点検時に異常音か正常音の区別がつかなくなる。

 室内での使用には向いていない。

2、振動が大きくなる

 省エネベルトを使用すると振動が大きくなります。

 これは、ベルトの構造上と、電動効率を上げたからです。

 省エネベルトに変更する時はVプーリーの溝に

 摩耗がないか確認する必要もあります。

 また振動はベアリングにも負担が大きくベアリングの寿命を早めます。

3、寿命はレッドとさほど変わらない。

 私的には省エネベルトはレッドに比べて寿命はさほど変わらないと思っています。

 ベルトを強くするとVプーリーの摩耗速度を速めますし。

まとめ

省エネベルトに変更することで、一般的にはエネルギー効率が向上し消費電力が低減します。

ただし、Vベルトと省エネベルトでは特性が異なるため、注意が必要です。

省エネベルトが適しているかどうかは、使用状況や空調機などの仕様に依存します。

特にデメリットがないかを確認することが重要です。

ベルト交換が困難、よく切れる、電動効率を上げたい、こういった目的なら

レッドベルト又は省エネベルトへの交換を検討してみてください。

最後までありがとうございました。

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