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定期点検で空調機の排気ファンから異音がします、どおもベアリングから変な音(異音)がしているので交換修理します。
この記事ではファンベアリングとモーターベアリングの交換方法と注意する点をまとめましたので参考にして下さい。
今回は比較的小さいファンですが大きくても作業は同じです。
1993年製で更新時期は超えていますがベアリングを交換すれば寿命は延びます。
ベアリングは消耗部品です、交換時期は3年~5年に一回の周期で交換しましょう。
では始めて行きます。
ベルトカバーとVベルト取り外します
作業前には必ずその系統の電源(ブレーカー)は切ってから作業してください。
Vベルトを外す際は指を挟まない様に注意し、手袋を着用します。
Vプーリーを取り外します
Vプーリーは再使用しますので破損しないようにプーリー抜きを掛ける場所に気を付けて外します。
このようにボスの部分にプーリー抜きの爪を掛けるようにします。
外側に駆けるときは、プーリーの溝を破損しないように気をつけてください。
偏心輪付きベアリングの交換は下記からどうぞ
ファンベアリング交換
プーリー抜きを使用してファンベアリングを取り外します、取り外した時の注意点はシャフトのサビを取り摩耗具合も確認する。
ボルトの締め忘れのないようにWチェックします。
(UCP)ユニットタイプのベアリングは六角穴付止めねじでシャフトに固定しますので締め忘れのないようにWチェックします。
ベアリングは取り外す前にセンターをマーキングしておくと元の位置にセットしやすいです。
反負荷側のベアリングも同様に交換します。
グリスの給油は適量を入れます。入れ過ぎに注意して下さい。重くなったり加熱します。
色んなグリースがありますがファンベアリングにはアルバニアグリースsのno.2を入れます。
用途によって変えますが空調機の排気ファンなのでこのグリースが適用です。
他のグリースと混ぜないよいうに気を付けてください。
モーター分解・ベアリング交換
モーター分解、ブラケットをばらす前にマーキングしておくと組立時に迷うことは無いです。
モーター内部にコイルの変色、損傷がないかチェックします。
ローターやステータコイルを損傷させない様に取り抜き、プーリー抜きを使用してベアリングを抜きます。
ベアリングを交換しました。
反負荷側に押さえバネが入っていますので掃除する時に減っているようであれば交換します。
コイルステーター、ローターに気を付けて組み立てしてください。
Vプーリー間芯出し調整
プーリー間のアライメントを出します。
今回、純綿水糸を使用します。
恥から恥まで糸を張りプーリーに接触する4カ所が水平になるように出面やモーターの傾きを固定ボルトを緩めて合わせます。
Vベルト・カバーを取り付けます。
絶縁測定
500Vレンジで200V使用なので 0,2MΩ以上あることを確認します。
ブレーカー投入後、試運転・運転電流測定・電圧測定を記録し異音が無くなったか確認をします。
まとめ
以上ベアリング交換でした。
空調設備の点検に関わらず、機械物は不具合が出る前に整備することをおススメます。
解らない事があればコメントくださればお答えします。
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コメント
さすが!CCSCモデルのとおりだ。
ありがとうございます。