空調メンテナンス点検の仕方を解説

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この記事は空調設備の点検に携わる初心者の為に最低限必要な点検項目と対策を参考にメンテナンスのイメージを記載しました

運転状況を観察し異変に早く気付き重故障にならないよう保守点検していきます

各機器ごとに点検するポイントは次のとおりです

空気調和機

    ファンモーター

良くある異常

ベアリング(軸受)の異音と異常発熱

原因と対策

ベアリング(軸受)が損傷している、ベアリングは消耗部品です、寿命は2年と言われていますが用途によって早く傷む時があります、異音や異常発熱が発生したら早めにモーターベアリングの交換して下さい、放置してると重故障になりかねません。

   ファンベルトの点検

良くある異常

バタ付き、滑り音、傷、摩耗、振動

原因と対策

ファンベルトの劣化・寿命による異音はよく見受けられます、ベルトは消耗部品ですので定期的に交換しましょう、Vベルトが数本ある場合は全て交換するようにして下さい、Vベルトにはそれぞれ癖がありますので購入の際はロットナンバーも合わせて購入します、交換時期の目安は運転時間や使用状況にもよりますが1年に1回です。

    ファンローター

良くある異常

汚れ、振動

原因と対策

長期にわたりローターに汚れが付着します、ローターの清掃または洗浄しましょう。

    エアーフィルターの点検

良くある異常

ゴミが詰まり風量が減少する

原因と対策

ゴミは徐々に溜まってきますので清掃又は洗浄しましょう、月1回は清掃と洗浄を実施すると決めて定期的に行いましょう、高性能フィルターは洗浄出来ないのでフィルター差圧を確認し交換値に達したら清掃又は交換しましょう。

    フィンコイルの点検

良くある異常

ゴミが詰まり風量が減る

原因と対策

ゴミは徐々に溜まって来ますので、フィンコイルの空気流入側にゴミの詰まりを確認したら高圧洗浄機でフィンを潰さないように気を付けて洗浄しましょう。

    ファンベアリング(軸受)

良くある異常

異音と異常発熱

原因と対策

ベアリング(軸受)が損傷している、グリスの劣化又はグリス切れ、寿命などが考えられます、給油してもダメなら交換しましょう、ベアリングは消耗部品なので定期的な交換が必要です、使用状況にもよりますが2年に1回の目安で交換が必要です。

    ドレン排水の点検

良くある異常

ゴミが排水配管に詰まる

原因と対策

錆びなどのゴミが排水配管に詰まる事がありますので詰まったものを取り除きましょう。

    加湿器の点検

良くある異常

加湿されてない

原因と対策

補給水がされて無い、この加湿器異常はうっかりミスです、シーズン前の良くある異常です、補給水が出ない場合はバルブが開いてるか確認してみて下さい、配管途中にあるYストレーナーの詰まりも原因の一つで中にあみが入っているのですが、そのあみに錆びなどが詰まります、この場合、ストレーナーを分解してあみを掃除して下さい、清掃時はバルブを閉めて行なって下さい、清掃が終わればストレーナーを取り付け補給水を開け再度運転確認して下さい。

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ポンプ

良くある異常

異音、異常水漏れ、異常振動、異常発熱

原因と対策

ベアリング(軸受)が異音・異常発熱している場合ベアリングが損傷している可能性があります、ベアリングは消耗部品です、寿命は2年と言われていますが用途によって早く傷む時があります、異音や異常発熱がでだしたら早めにモーターベアリングの交換又はポンプベアリングの交換して下さい、放置してると重故障になりかねません。異常水漏れはグランドパッキンの劣化又は硬化又はシャフトの摩耗、著しく飛び散っているようであればグランドパッキン又はシャフトの交換して下さい。水量の調整が変わると振動が起きる時がありますその場合吐出バルブを調整して下さい、吸込み側のバルブは基本調整せず全開です。カップリングゴムは摩耗や亀裂したら交換しましょう。

まとめ

どうでしょうか、点検の流れがわかってもらえたでしょうか、空調メンテナンスは機器を保守して行くことが目的ですが定期的に観察して運転状態や状況を記録して異変に速く気付き対応して行く事が一番重要です

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