エアコンの温度設定を希望する温度に設定しても部屋の温度は希望温度にならない!と思ったことはないですか?そんな疑問に答えます。
部屋の温度は一定では無いんです、というのはエアコンの設置場所や換気具合、外気温度(輻射熱)などの影響により部屋の中の温度はまちまちです。じゃあどうしたらいいか、エコ運転も含めて深掘りしていきますので参考にして下さい。
設定温度にしても部屋の温度が設定温度にならない理由
リモコンの設定温度はあくまでも目安として理解しておく方がいいです、それはエアコンの温度検知しているセンサーの場所が関係しています、温度センサーは空気の吸い込みのところ(エアーフィルターの中)にあります。
ということはエアコン周辺の空気を吸って温度検知しています。
なので部屋の空気が上層部と下層部で温度差があれば部屋の温度にムラがでます。これは冷房でも暖房でも同じことが言えます。
冷房の場合、部屋の上層部(エアコンが部屋の空気を吸込むところ)が冷えてしまえば部屋の下層部が冷えてなくてもエアコンは冷やすことを休みますし、また下層部が冷えているのに上層部がまだ冷えていないと冷やそうとします。(部屋の空気をまんべんなく混ぜる必要があります)
暖房の場合、部屋の上層部(エアコンが部屋の空気を吸込むところ)が暖まれば部屋の下層部が暖まっていなくてもエアコンは温めることを休みますし、下層部があったまっていても上層部が寒ければエアコンは温める事をやめません。(部屋の空気をまんべんなく混ぜる必要があります)
空気の性質は冷気は下層部に溜まり暖気は上層部に溜まる性質があるため、部屋の空気をまんべんなくかき混ぜ温度差を無くす必要があります。
または冷房時のルーバー上向暖房時は下向きです。
風量は自動運転して下さい。
ルーバーは空気をかき混ぜる意味で自動が好ましいです。
冷房の場合、上層部が暑いので冷房が効きすぎることが起きたりします。
暖房の場合、上層部は暖かいのに底冷えするなんてことが起きます。
業務用エアコンなどは設定により壁に取り付けられているリモコン側で温度検知することができます。この場合の注意点はエアコンから吹き出た風が直接当たらない場所に設置するということです。
理由はエアコンから吹き出された風は温調された風なので、冷房なら冷たい風が、暖房なら温かい風が直接あたりますので、部屋(室内)が暖まる前に設定に達したと判断されエアコンは制御してしまい、結果部屋は設定温度にならないです。
リモコンの設置場所で押しやすい場所を優先するなら室内機側で温度検知するように設定することが望ましいです。
風量は自動設定が良い
前にも書きましたが部屋の温度を一定にする為の対策は風量設定は自動にしておく事が望ましいです。
冷房の場合、部屋の温度がまだ高いのに風量を少な目では、なかなか部屋の温度は下がってきません。
冷房ではエアコンの吹き出し温度は吸い込み温度から約-10度(参考)引いた温度です。暖房では+10℃~+15℃(参考)
なので冷房運転ならエアコンの吸い込み温度が35度(部屋の参考温度)の場合、吹き出し温度は25度にしかなりません。部屋の温度は徐々に下がっていくと思っておいてください。もちろん吸い込み温度が下がってくれば吹き出し温度も下がってきます。
暖房なら吸い込み温度が10℃(部屋の参考温度)の場合、吹き出し温度は25℃~30℃です。しかし暖房の場合底冷えがあるため、エアコンではなかなか顔ばかりポカポカして足元まで温めるのは難しいと思います。
対策としてエアコンの風の向きは下向きにし床暖房やほかほかカーペットなどを併用するといいでしょう。(参考)
設定温度に到達すると室外機が休んでしまします。
吸い込み温度と吹き出し温度の差が10度前後なければ室外機やガス漏れなどの故障かもしれません。修理は業者さんにお願いしましょう。
また、冷房時エアコンの吸い込み温度と吹き出し温度の温度差が付き過ぎてる場合(温度差-15度以上など)はエアコンが汚れて来てますのでクリーニングが必要です。この場合は冷たい風が出ているのにもかかわらず部屋を冷やすほどの風量が出ていなくて部屋まで涼しくできないということです。
電気代が勿体ないとか風が直接あたるのが嫌だとか、エアコンあるあるがありますが、風量を弱風で使用するとなかなか設定温度に到達しなくなり電気ばかり消費することになります、部屋の温度が設定温度になって風量も自動にしていれば室外機も休むことができるし風量も微風にかわります。風量は自動設定にしておきましょう。
寒いと感じれば設定温度を上げれば風量も弱風になります、そうする事で部屋の空気は安定し設定温度に近づけば消費電力も下がります。
ただ、自動運転機能のついていないエアコンは温度設定、風量設定、風向き設定はまめに手動でするしかないです。
しかし強風はちょっと、と思う場合は部屋のレイアウトを変えるなどして直接風が当たらないような工夫をすると良いです。又はサーキュレーターなど部屋の空気をかき混ぜる扇風機などを合わせて使うのも早く部屋の温度を安定させるためにはいい対策と言えます。
これからエアコンを設置するなら風の当たる場所などを考慮して設置する事をオススメします。業務用エアコンのリモコンの設置場所は入り切りしやすい場所(消し忘れの無い場所)で温度検知をリモコン側でする場合のことを考えてエアコンの風が直接当たらない場所を選んでくさい。
エアコンの自動運転は設定温度(例えば24度)にした場合、部屋の温度が設定温度を超えると冷房になり、設定温度を下まわると暖房になります。
内部クリーンは冷房運転や除湿運転を止めた後、エアコン内部(フィルターの奥のフィンコイル部)を乾燥させる機能です。乾燥させることで匂いやカビの増殖をおさえます。
電気代を節約する為にやるべき5つの工夫
消費電力が1番大きいのは外にある室外機ですので、早く室外機を休ませることで電気代は安くなります。
- エアーフィルターの掃除
- 温度設定を下げすぎない又は上げすぎない
- 風量は自動に設定する
- 外からの影響が大きいのでカーテンなどは厚めのものにする
- 室外機の設置環境を良くする
1. エアーフィルターは小まめに掃除する事で風量も増えエアコンの効きも良くなります。
2. エアコンはきき始めるまでに時間がかかると理解しましょう。環境省では冷房設定の目安は28度、暖房設定の目安は20度に設定されていますが熱中症などの事を考えると我慢する必要はないと思います。
3. 部屋の空気をかき混ぜることで早く設定温度に近づき、温度のムラも少なくなり、室外機の負担は少なくて済みます。
4. 暑い外からの影響(輻射熱)が大きい為、厚めのカーテンや日除けなども効果があります。
5. エアコンは室外機が命で、風通しを良くしたり日除けをしてあげるだけで負担は少なくて済みます。
まとめ
風量は自動運転がおススメ。
エアコンは急には冷えない、少しづつ部屋を冷やしていきますので気長に待ちましょう。
早く冷やすコツは扇風機やサーキュレーターを使用し部屋の温度をかき混ぜる。
暖房時の底冷えは床暖やほかほかカーペットが効果的、オイルヒーターなどもありますが電気代が高くなるので寒いときは厚着するのがいいのかもですね。
冷房運転時は吸い込み温度と吹き出し温度の差は-10度前後、温度差が-15度以上や風量が少ないとなかなか部屋は冷えてきません、この場合エアコン内部が汚れているかもしれませんので、クリーニングが必要です。
暖房運転時は吸い込み温度と吹き出し温度の差は+10度~+15度、温度差が+30度以上ある場合はエアコン内部が汚れているのかもしれませんので、クリーニングが必要です。
エアコンは運転始動時に消費電力がかかると言われています、設定温度を上げすぎず下げすぎず設定すること、部屋の温度が安定するまでまつこと、こまめにエアーフィルターを清掃することが省エネにつながります。
PR
PR
乾燥肌やシミが気になる方に【美酒爛】
コメント